Stat rosa pristina nomine, nomina nuda tenemus.
April 25 (Sat) – May 31 (Sun), 2026
2026年4月25日(土)– 5月31日(日)
Elephant Gallery
岡山県岡山市北区南中央町2-11 リアライズ大雲寺ビル 7F
Artist Talk|アーティストトーク
2026年5月9日(土)14:00–
ゲスト:山本浩貴
(文化研究者/実践女子大学文学部美学美術史学科 准教授)
Stat rosa pristina nomine, nomina nuda tenemus.
これは、ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』の末尾から引かれた一句です。
戦後日本美術史における重要な潮流のひとつである「もの派」の系譜を背景に、上田はこれまで物質や時間を主題として、さまざまなメディアを横断しながら作品を展開してきました。本展では、失われた実体のあとに残る「名」を手がかりに、物質とイメージのあいだに横たわる隔たりと接続を探ります。
ネオン、ドローイング、絵具、香料、映像といった複数のメディアを通して、本展が問い直すのは、私たちが無意識に受容している「イメージ」や「価値」の危うさです。物質と記号の境界に立ち現れるこれらの作品は、真実と虚構、物質とイメージ、実体と物語のあいだに生じる揺らぎを顕在化させます。
光や色彩、香り、映像といった感覚的な現象を手がかりに、物質が別のイメージへと変容していく過程をたどりながら、その上に立ち上がる価値や意味の曖昧さを見つめること。本展は、そうした変容と接続の連鎖を通して、複雑に接続された「リアリティ」のあり方を考える展覧会です。
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